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第28回塚原温泉「火口の泉」温泉マイスター 若松 君子
今回は、別府市街から車で30分ほどの、由布市塚原温泉の紹介をします。
塚原温泉は、800年ほど前に開湯したと伝えられる、大変古い温泉です。かつて、大正から昭和時代にかけて3件の旅館が営業していた地に、現在は、温泉施設「火口の泉」があります。 「火口の泉」には、共同の内湯と露天風呂のほか、4室の家族風呂と離れの家族風呂とがあります。内湯の大人料金は500円、露天風呂は600円、家族風呂は1時間2,000円、離れの家族風呂は1時間2,500円です。
塚原温泉には、温泉のほかにもいくつかの楽しみがあります。その一つは、火口見学です。内湯の裏から歩いて登れます。普通のペースで5分くらいです。料金の200円は、温泉の受付で払います。道は舗装されていますから、歩きやすいのですが、少し坂は急です。でも、加熱蒸気の噴気や、地熱・温泉活動によって白く変質した岩肌を間近に見ることができるので、がんばって登ってください。
もう一つの楽しみは、火口付近から見える、塚原高原や由布岳の景色です。標高が高いからでしょうか、天気が良い日は、空の青さが格別です。私が5月中旬に行ったときは、ミヤマキリシマが咲いていました。厳しい自然環境の中で、岩肌に張り付くように生えている様子は、感動的です。また、噴気からわずか数メートルのところにも咲いていました。
三つ目の楽しみは、塚原温泉の蒸気で20時間かけて蒸した、「むし卵」です。6個500円で販売しています。燻製のようで、とてもおいしいです。別府では、多くの施設が地獄蒸し卵を販売していますから、食べ比べてみるのも良いかも。
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