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ゆめひのきの湯「大仏温泉」オープンのお知らせ

温泉マイスター協会会員の山村尚志さんが「大仏温泉」をオープンいたしますのでご紹介いたします。


ゆめひのきの湯「大仏温泉」オープン

温泉マイスター協会 会員 山村 尚志

 この度、新年1月にゆめひのきの湯「大仏温泉」をオープンすることになりました。
この温泉の歴史、経緯、施設概要、今後の運営等についてご紹介させていただきます。

 私の実家の敷地内には祖父が昭和20年代後半頃に建てた共同温泉「天満町1区温泉」があり、近隣住民の共同湯として70年近い歴史を刻んできました。
建物は昭和50年代に立替えられた二代目ですが、すでに40年以上がたち老朽化したため思い切って建替えることにしました。

 別府温泉の大きな魅力である共同湯を絶やさず継続させていきたいという思いと、温泉の大きな魅力である源泉掛け流しにこだわりたいという二つの大きな目標をもって建替えにあたりました。

 また、昭和3年に建立され当時日本一の別府大仏は自宅からわずか100mの距離にありました。我家には建立当時の大仏様を背景にした古い家族写真も残っています。
 リニューアルした温泉を「大仏温泉」と名付けたのは、別府温泉の名勝であり子供のころから身近な存在であった大仏様の歴史を今後も伝えていきたいとの思いからです。

 源泉は富士見通りを下っている別府市所有の鶴見第一源泉の引き湯で、単純泉ながら成分総計は720mgでナトリウムイオン、塩化物イオン、炭酸水素イオンを主体にメタケイ酸も150mg以上含んでいてつるつる感のあるやわらかな泉質です。ただし、冬期でも63度の高温で、大量に加水しなければならず、泉質の維持と水道料金の節約を何とかしたいという強い思いがありました。
 そこで試行錯誤の末、考案したのがオリジナルの温泉冷却装置です。63度の源泉を檜製の冷却装置に通すことで湯温を低下させ、加水不要の源泉掛け流しを実現しました。温泉冷却装置にはかの有名な「湯雨竹」がありますが、設置費用や敷地の広さが限られるなど諸条件をクリアするため温泉棟の建築設計もあわせて検討し、建物に付帯する形で冷却装置を設置することができました。
檜製の温泉冷却装置であることから「湯雨竹」発案者の斎藤雅樹先生に「ゆめひのき」と命名していただきました。これ以上にない素晴らしい名称です。

 この「ゆめひのき」は他の共同温泉など設置を希望する温泉があればノウハウを提供させていただこうと思っていますが、第三者から権利侵害されないように特許庁に実用新案登録を出願しました。数か月後には登録される予定です。

 新しい温泉は僅か5坪で浴室二つの小さな温泉ですが、組合泉として維持しつつ公衆浴場の許可を取得してどなたでもご利用いただける貸切湯として運営します。
別府八湯温泉道の参加施設としても登録しました。

当温泉の計画・管理・運営方法等に関しては温泉マイスター協会はじめ別府八湯温泉道名人会、地元自治会など各方面のご指導、ご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。

別府は日本有数の学生、留学生の町であり、特に若い世代の学生達が温泉に慣れ親しみ奥深い温泉の魅力を体感し発信してもらいたいと思っています。
昔ながらの共同湯は敷居が高く感じる学生達も源泉掛け流しの貸切温泉に浸かってそこから温泉の魅力を感じるきっかけなることを願っています。

オープン後は、各団体、大学などとも連携して、温泉入浴施設の提供は勿論、温泉を愛する人達や若い学生達の温泉交流の場を提供し、国際温泉観光都市別府の発展と活性化に少しでも貢献できることを願っています。

 引き続きご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
 オープン日時等詳細が決まり次第お知らせします。


大仏温泉外観


大仏温泉外観


大仏温泉外観


入口


碧の湯1


碧の湯2


茜の湯1