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第3回 別府は個人湯文化の街 ~個人湯「なぞ湯」の魅力~

温泉マイスター 土谷雄一

 別府市の源泉利用の内訳をみると、宿泊施設や共同湯以外に個人湯源泉利用が76%を占めるという特徴があります。

 これは大分県全体でもおなじ特徴があると言えます。
 例を挙げると、1925年(93年前)発行の「大分県統計書」では、県内2065カ所の源泉のうち、自家飲用浴用が1534か所となっており74%を占めています。
 続いて旅館利用285か所(14%)、公衆浴場160か所(8%)の順となっています。

 大分県ではほぼ100年近く昔から個人源泉が主流であったことがわかります。

 それでは別府市の現在利用状況を見てると2015年「温泉利用状況報告書」を見ると 市内1699カ所の調査源泉のうち、1300か所が自家利用となっており76%を占めています。
続いて旅館利用272か所(16%)、公衆浴場127か所(8%)の順となっています。

 これによると大分県では100年ほど昔から個人源泉を所有する文化がすでにあり、現在の別府温泉においても同じような比率で個人源泉の利用がみられる点が特徴と言えます。

 全国の温泉地のなかで類まれなる個人湯文化をもつおんせん県おおいた別府市。
 とはいえそれら数千カ所もの個人利用源泉はけっして一般に提供されるものではないが実際に別府にあるおよそ2300の源泉のうち1700以上が個人湯として実在し、謎につつまれているという点もさらに別府温泉の奥深さと魅力となって温泉ファンの野心をかきたてるのではないでしょうか。

 別府八湯温泉道がスタートして17年が経ちましたが、温泉道加入施設はおよそ130か所にすぎず、別府全体の5%程度にすぎないという点では、たとえ温泉道名人といえど別府温泉のごく一部を知るだけの入門者であるのではないかと思えるほどである。
 温泉道スタンプラリーにこだわりすぎると視野が狭くなりがち。木を見て森を見ずではもったいない!  日本一の源泉数別府をさらに探求するのも楽しいかもしれませんね。


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