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第1集 第3話『冗談が好きな別府人。』

 別府市と大分市をむすぶ別大国道で、ある日渋滞が起きはじめた。車道に高崎山のサルが二匹キョロキョロしながら座っているのだ。歩道橋にいる観光客も車に乗ったドライバーもどうなるのだろうと見守っていると渋滞していた車の中に別府の会社でスピーカーがついたバンに乗った人がいて交通警官そっくりの口調でこう言った。「そこのサル二匹、そこのサル二匹、横断歩道を渡りなさい」。一瞬あってドッと笑いが起きた。車の人たちも歩道橋にいた観光客も5、60人が一斉に笑ったのでサルは驚いて山の方へ逃げ去った。

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