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H2CO3 ⇌ H+ + HCO3- HCO3- ⇌ H+ + CO32- |
生じた水素イオンの相手方の陰イオンのうち、第1段階の電離で生じた「HCO3-」を炭酸水素イオンと言います。重炭酸イオンと呼ばれることもあります。イオン1個が1個のマイナス電荷を帯びています。
第2段階の電離による「CO32-」は炭酸イオンと呼ばれ、イオン1個が2個のマイナス電荷を帯びています。
溶液中の炭酸水素イオンと炭酸イオンの割合は、水素イオン濃度(すなわちpH)に左右されますが、中性付近では、ほとんどが炭酸水素イオンとなっています。
ナトリウム(Na)を含む鉱物と炭酸が反応すると、ナトリウムイオン(Na+)と炭酸水素イオンの溶液が生じます。
[Naを含む鉱物]+ H2CO3 → Na+ + HCO3- +[別の鉱物]
温泉ならば「ナトリウム-炭酸水素塩泉」ですが、台所用品として用途の広い炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)(別名:重炭酸ナトリウム、重炭酸ソーダ、重曹)の水溶液と大変よく似ています。このため、旧称では「重曹泉」と呼ばれました。